3月のライオン7巻 感想
3月のライオンおもしろすぎて1巻から12巻まで一気に全て読んでいます。今回はその7巻の感想になります。3月のライオン7巻は、ひなちゃんへのいじめが解決していく話になります。
3月のライオン6巻ではひなちゃんが修学旅行で孤立しているところに桐山零がかけつけてくれました。泣きそうになっていたひなちゃんにとってはどれだけ心強かったことでしょう。ほんといいシーンで何度みても嬉しくなります。
感動的なところなので6巻~7巻は絶対に読んだ方がいいですね。以下に3月のライオン7巻の感想をまとめるので確認してください。
そうそう、TVアニメも出ましたね。TV放送中なので必見です。漫画では伝えきれないところをアニメは伝えていると思うし、逆にアニメでは伝えることができない世界観もありアニメも見たほうがいいでしょう。
(3月のライオンのアニメを見たい人はこちらもチェック→3月のライオン アニメを無料で見る方法(再放送が無くても安心))
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目次
3月のライオン7巻のあらすじ感想
それでは3月のライオン7巻のあらすじ感想をまとめます。ネタバレ要素あるので注意してください。
山崎順慶五段の戦い
この作品には主人公である零以外にも、多くの棋士が登場します。数人を除けば、ともすると通りすがりで終わってしまいそうな彼らを、時折一人の生きた人間として描いてくるのが、この作品の一つの特徴である気がします。
そのことがまた物語に厚みを与え多くの人に感銘を生み出しているようにも思えます。この3月のライオン7巻の冒頭で登場する棋士は、前巻の新人王決勝で零と戦った山崎順慶五段です。彼は準決勝では二海堂の体調不良を知りながら千日手を用いて勝ち、そのことで怒った零が危うく冷静さを欠きそうになった相手でもあります。
確かにその側面だけ見れば、彼は悪役です。しかし別の面から見れば、彼自身もまた降格という崖っぷちに立って戦い続ける棋士でした。新人王戦だけは取りたいと必死だったのです。黙って二海堂の病室の前に花を届け、この先の明日を必死に模索するその姿。そこにも確実に一つのドラマがあると感じました。そして、その花を見て二海堂は「ばっかやろう、次はぜってー負けねーんだからな」とつぶやきます。不思議にもそこには何のわだかまりも残っていないように感じます。
そして、山崎順慶五段はまた飛び立とうとしていました。先の見えない苦しい将棋の世界ですがそれでも頑張って前を向く人間が上がっていくのでしょう。山崎順慶五段もその階段を上り始めた感じがします。
川本家のひと時の団欒
大阪から戻った零は、約束通り川本家の人たちと自分のおごりで甘味を食べに行くことに。久し振りに嬉しそうに笑うひなたを見て、安堵するあかりと祖父。桐山零に感謝しても足りない、そんな気持ちになっています。それにしても桐山零はほんといい仕事しましたね。彼女を巡る問題はいまだ解決はしていないものの、読み手である自分たちの心もここで温かくなった気がします。
なんだかもう桐山零が川本家の家族になった。そんな感じのする一こまでした。
そして7巻の表紙にもなっているひなちゃんの眼鏡姿にも注目してください。かなりかわいいです(笑)。
島田開八段強い!
新人王となった零が、宗谷名人との記念対局が決まったと知らされた頃、将棋界では棋匠戦挑戦者決定戦の決勝が行われ、敗者復活から勝ち上がった島田に軍配が上がります。以前、後藤が言っていた通りにまた一枚分厚くなって帰ってきた島田に対し、通算十期の永世棋匠を目指す柳原棋匠は闘志を燃やします。
こちらの戦いも目が離せませんね。島田開八段は念願のタイトルを取れるのでしょうか?こちらも注目の戦いが始まります。
桐山零の高校生活
一方、高校では将科部という居場所を持っていた零でしたが、彼以外の部員が全て三年生であった為、彼らの引退であっけなくその場所を失くしてしまいます。林田先生に励まされ、将棋部の部員募集を始めるのですが何故か生徒ではなく、校長や教頭、学年主任と教師ばかり集まり、気が付けば平均年齢が24歳も上がった将棋部としてスタートを切っていたのでした(笑)
とりあえず高校に桐山零の居場所があるということでOKなのかな?
ひなちゃんのいじめが解決の方向に
修学旅行後のひなたのクラスでは、更に空気がおかしくなってきていました。担任教師が心労で教室で倒れて入院してしまいます。
そして、彼女に代わって学年主任の国分が臨時担任としてやってきました。彼はクラス全員に言うのです、「これは当事者以外の誰もが見て見ぬふりをしてきた結果だ」と。そして、当事者双方の保護者を交えた三者面談が行われることになります。今までの担任の先生は見て見ぬふりをしていましたが国分先生は真っ向から生徒に立ち向かうようです。
姉に迷惑をかけたくなかった、学校まで来させてごめんと涙ながらに話すひなたに、あかりは町中で売っている美味しいものを一緒に買い食いさせながら、「好きなものなんてこんな時食べないでいつ食べるの!」と言います。それは落ち込む妹を励ますのと同時に、自らを鼓舞しているように見えました。そこには以前の弱いあかりはいませんでした。ひなちゃんに対するいじめがあかりをも強くした感じがします。2人で立ち向かう決心をします。
学校での三者面談
とは言え、やはりあかりにはまだまだ不安が残ります。病床にいた亡き母に「ひなたとモモは私が守る」と誓った日の事を、何度も夢に見ては夜中に目を覚ますあかり。虚勢を張っていても、彼女はまだ23歳の未婚女性なのですから、不安がそこにあっても決して無理はありません。
事実、学校では主犯格少女、川本の母親にほぼ一方的に責められて、なす術を失くしてしまいました。ですが、そんなあかりを身を挺して守ったのは、ほかならぬひなただったのです。彼女は何も言えなかったことに涙を流して詫びる姉に「生きて卒業さえすれば、私の勝ちだ」と言います。それはひなた自身の生来持ち合わせている強さなのかもしれませんが、それを引き出したのは懸命に妹を守ろうとしたあかりの存在あってのことだと思うのです。
いじめは解決へ
そして、国分先生は全く逃げません。モンスターペアレンツとも言える川本の母親にいじめの証拠が無い!と詰め寄られても、逆にいじめがないという証拠もないと切り返します。一歩もひかない国分先生。現実にもこんな先生がいたらいいですね。ただ、最近は変な弁護士とか多くて正義よりも依頼者の利益だけを考えている印象を受けます。モンスターペアレンツや変な弁護士がいるので動けなくなった先生も多いことでしょう。本当に子供のことを考えたら何をすべきか考えて欲しいと思うことも現実世界ではよく見かけます。
クラス全員がこの問題がうやむやにされることがないことを自覚をした頃、ひなたに起きていた問題は幕を下ろしました。一応の解決を見たとはいえ、心に残ったしこりが消えるには時間が必要なことも確かなのです。ですが、川本家を訪ねた零に「終わったみたい」と告げたひなたを取り巻く柔らかい空気は、見ていてとても安堵するものであったと思います。桐山零も安心しました。
でも桐山零には心残りがありました。「結局何もできずにごめん」、そんな感じで言う桐山零にひなちゃんは逆に怒ります。いろいろと話を聞いてくれて、そして行動してくれたことに本当に感謝しているひなちゃん。桐山零はもっと胸はっていいんだよね。
そして桐山零はどんどん強く前を向いていくひなちゃんに再度忠誠を誓うのでした。桐山零も自分から動くようになったし、人に助けられそして逆に助けることを繰り返すことで成長していると感じます。
この辺りの話はすごく良いので是非、見て欲しいところです。
宗谷冬至名人との対戦へ
そうして、気に病んでいたひとつの問題が終わった零に、宗谷名人との記念対局本番がいよいよ間近になりました。対局が行われる現地に入り、慣れない環境に戸惑いつつも、前日に行われたレセプションでは宗谷の他の棋士とは違う異質さを目の当たりに。
桐山零はその異質さの正体が掴めぬまま、いよいよ記念対局へと臨もうとしています。
3月のライオン、7巻情報
楽天に3月のライオン7巻情報もあるのでそちらも参考にどうぞ。私以外のレビューもあり楽しめると思います→3月のライオン(7) [ 羽海野チカ ]
3月のライオン・TVアニメ情報
3月のライオン・TVアニメも始まっています。2016年10月8日から始まっており、漫画の2話分がTVアニメの1話分になっている感じです。
3月のライオンの漫画もいいですがTVアニメも凄くいい。それぞれに足りないところや逆に良いところなどあって、どちらも楽しめます。漫画で3月のライオンを呼んでいる人は是非、TVアニメも見てください。逆にTVアニメ見ている人は漫画も見て欲しいところです。
また、3月のライオン・TVアニメを全話見る方法があるのを知っていますか?私は今でも1話から全部、見返しています。その方法はHuluという動画配信サービスを使うというものです。
今なら2週間無料でお試しできるので3月のライオンのアニメを見逃した人は利用するといいでしょう。「3月のライオン」だけでなく「ちはやふる」など他のアニメや過去の映画なども見ることができます。
パソコン、スマホ、タブレットなどで見れるのでちょっとした空き時間にどこでも見れて便利。しかも、今なら2週間もお試しできるのでこのチャンスを見逃す手はないでしょう。
Huluについてはチェックしてください→Hulu 今なら2週間無料トライアル実施中
ただし、これは2016年12月2日現在の情報です。2週間お試しなどや3月のライオン配信が終わっていたらゴメンなさいです。3月のライオンのアニメを見たい人は早めにチェックしてください。
ちなみに月額はだいたい1000円です。不要な月は止めることもできるし必要になった時に再び再開することもできて便利ですよ。
3月のライオン・TVアニメの感想について
3月のライオンのTVアニメの感想も書いています。良かったらそちらもチェックしてください。やはり声が出ていて映像で動くというのもいいものです。
3月のライオン7巻のあらすじ感想まとめ
今回は3月のライオン7巻のあらすじと感想をまとめました。ひなちゃんへのいじめは本当に陰湿で担任の先生も役立たずで本当に腹立たしい。その一方で頑張る桐山零がたのもしい回でした。そして、二海堂晴信の病気のことも明らかに。今回は駄目だったけど、二海堂晴信頑張れ!これからも応援したいと思います。
(6巻の感想はこちら→3月のライオン6巻 感想~ひなちゃん、負けるな!~)
(8巻の感想はこちら→3月のライオン8巻 感想~宗谷名人との戦い~)
(他の巻の感想はこちら→3月のライオン単行本(1~12巻)あらすじ感想まとめ)
(合わせてお読みください)
3月のライオンまとめ
3月のライオン、アニメの放送日はいつ?放送局、声優、あらすじ見所など
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