3月のライオン アニメ  14話(感想)

羽海野チカ原作のテレビアニメ「3月のライオン」が始まっています。2016年10月8日からの放送です。

前回の13話では、桐山はこれで勝てば因縁の後藤正宗八段と戦えるという島田開八段との戦いが始まっています。桐山は後藤正宗八段のことばかりを考えていたこともあり劣勢になります。このまま敗れてしまうのか?それとも盛り返すのか?まずは桐山の奮起に期待したいところです。

今回はそんな3月のライオンのアニメ14話の感想についてまとめます。

(前回はこちら→3月のライオン アニメ 13話感想

何とも感動的な話なので是非、見てください。今回もサポーターのわこ、漫画大好きの主婦が今回の感想と次回あらすじをまとめます。

三月のライオン

画像引用元:三月のライオン公式サイト

3月のライオン アニメ14話感想

3月のライオンアニメ14話感想をまとめます。感想中心ですがネタバレ注意してください。

 

島田八段との戦いは完全に不利

さて、今回の「3月のライオン」14話は島田開八段との対局の途中からです。桐山零は完全に劣勢。顔を殴られて目が覚めたような表情からのスタートでしたね。しかし対局は終盤を迎えていて、どんなに目を凝らしても勝てる道が見えない状態です。気付いてからではすでに遅いという状況。それでも相手に敬意を表して最後まで戦う姿勢を見せたのは、強いなと思いました。まだ最低限のところは折れていないと感じます。

プロ棋士というのは最初の数手で相手がどんな戦法で来るのかというのがほぼ分かるらしいです。それは以前のその人の棋譜なども見ているのでだいたいは判断が付くわけです。ただし、それはあくまでも表面をなぞっただけで、やはり対局しないとその人の本当の強さは分かりません。また、棋力(将棋の力)の差をはっきりと思い知らされるのが対局後の感想戦です。

桐島は戦う前から相手の手を決めつけてしまったので視野が狭くなっていました。しかも相手が完全に格上だということを失念していました。それまでのその人の棋譜(戦い)を見てだいたいの力量が分かったつもりでいたのでしょうが、それがとんでもないことだと不利になってようやく気が付いたのです。

 

あらゆる意味での完敗

あらゆる意味での完敗だというのが素人目にもよくわかります。感想戦を対戦が終わってからやるのですが、かなりの序盤からすでに劣勢だったようです。また、その分岐点辺りの読みの量、研究の量でも完全に負けていました。元々の棋力に差があるだけでなく研究量でも負けていたら勝てるはずもありません。

実力の劣る若手は特定の分野に集中して研究をし、その戦法では絶対に負けないという局面を想定します。そこに相手を何とかして引き込むという狭く深くという感じの努力をするのですが、、、逆にそれをしたのが島田開八段だったということでしょう。

将棋に対するひたむきさ、研究量、勝ちに対する執着心、あらゆるもの全てにおいて負けていました。完敗です。全く勝ち目の無い戦いだったと言えるでしょう。勝負師としてかなり恥ずかしい敗北であったことでしょう。

 

己の未熟さを知る桐山零

そして桐山零は己の未熟さを知ることになります。棋譜だけで相手を知ったような気になっていた自分、研究量や勝負への執着心など全てにおいて負けていた自分。全てが嫌になります。

思い上がりも甚だしい。どこかに逃げ出したい気持ち。でも逃げられません。もちろんあの棋譜は一生残ります。勝負師としては人生最大の汚点とも言える形で残るのです。もちろん明日からも戦いは続きます。逃げられるはずもありません。引き裂かれるような気持ちだったことでしょう。

でも、こういった経験をして、それを乗り越えてこそ上に上がれるのだと思います。これを良い経験にして頑張って欲しいところです。

 

桐山の頭を見事勝ち割った島田開八段

島田開八段は、、、桐山の頭を勝ち割るというより、心を粉砕してしまったような感じです。桐山零はあやふやな意気込みで挑んだ試合に負けたということと、相手の力量を見誤ってなめてかかったことの恥ずかしさとのダブルパンチで、完全K.O.といった感じですね。

実は島田開八段は弟弟子の二海堂晴信から最近、調子の出ない桐山零の頭を勝ち割って欲しいとお願いされていました。二海堂晴信はずっと桐山零を見ているので何かがおかしいと気付いているのです。でも、二海堂晴信にはどうすることもできない(TV解説では大絶叫しましたけどね笑)。

そこで島田開八段に桐山の頭を勝ち割って欲しいとお願いしたのです。

 

二海堂晴信の頭を勝ち割ってくれた桐山零(幼少期)

何故、二海堂晴信はそこまで桐山零のことを考えるのか?それには幼少期の秘密がありました。実は二海堂晴信の頭を勝ち割ってくれたのが桐山零だったのです。

子供の頃に限らず、地方で勝ち続けると天狗になってしまいます(私も経験あり(汗))。そして努力をしない周りの人を卑下してしまう。こうなるとやっかいです。それまでの自分に満足してそれ以上の努力をしなくなる。意識せずとも停滞するのです。しかもそれでも回りが弱いと勝ってしまうので停滞に気が付かない。自分は凄い努力をして勝ち続けているのだと勘違いしてしまう(もちろん努力はしているでしょうけどね)。知らず知らずのうちに低いレベルに合わせてしまうのです。

そんなある日、二海堂晴信は桐山零に完膚なきまでに負けたのです。そこで二海堂晴信は自分よりも努力してひたむきに頑張っている人間がいることを思い知ったのです。小さい世界で満足し停滞していた二海堂晴信を闇から救ってくれたのは桐山零だったのです。だからこそ二海堂晴信は停滞している桐山零を何とかしてやりたかった。もちろん、桐山零が強くなることで自分も強くなれるという確信もあるからこそでしょう。

桐山零が現時点でいる闇はちょっと違うものだとは思いますがやはりひたむきさが足りないという意味では同じ。今回の対局で桐山零はそれを思い知りました。あとは桐山零がそこから立ち直るのかどうか?そこにかかってきます。

 

落ち込み方が下手糞な桐山零

しかし、桐山は少し強い男になったと思いましたが、落ち込み方が極端で下手糞です。まあ、あそこまで完璧に叩きのめされたのは初めての経験なので仕方がないところもあるでしょう。

桐山は早くに家族を失って一人になってしまったので、大人の階段の上り方を知らないということもあると思います。ものすごい急な坂を一生懸命上ってちょっと足を滑らせただけで、一気に急降下してしまうイメージです。大人になるのを急ぎすぎた結果なのかも。人は一人では生きていけないと気づかない限りは一人前の大人になれたとは言えないと、個人的には思います。

 

桐山零は島田研究会に入る?

桐山零は今後研究会に入ることを林田先生に勧められていました。何とも鋭すぎる先生。桐山に足りないものをずばりと指摘します。切磋琢磨する仲間がいないというのはやはり致命的なことでしょう。やはり高いレベルで競い合う人間がいるのといないのとでは大きな差があります。

やはり将棋雑誌で詰め将棋が載るぐらいの実力があるだけのことはあります。あの詰め将棋も見事なものでおそらくはアマ初段以上の実力はあるでしょう。

でも桐山零は島田研究会に入ることになるんでしょうか?島田開八段はあえて声はかけないといっていました。何が必要なのか?何をすべきなのか?やはりそこは自分で考えるべき最低限のことです。そこまで手を差し伸べていては自立できません。

桐山はこの試練に打ち勝って、強い男になれるのか、今後も見ごたえたっぷりです!

3月のライオン14話は単行本の3巻に相当する内容です。単行本のあらすじ感想も書いているので内容に興味がある人はそちらも参考にしてください。

3月のライオン単行本(1~12巻)あらすじ感想まとめ

 

3月のライオンアニメまとめや再放送情報など

3月のライオンアニメの1話からの感想はこちらでまとめています。それぞれの回の情報をチェックしたい場合はこちらから確認してください。

3月のライオン アニメ 感想などまとめ~

また、アニメの放送日時や再放送日時もまとめています。アニメ見逃した人もこちらをチェックすれば、それまでに放送した3月のライオン、全話の確認できると思います。

3月のライオン アニメ 再放送情報など(感想、あらすじ、ネタバレ)

 

3月のライオンアニメ動画無料について

3月のライオンのアニメは本当に凄いですね。私も繰り返し何度も見ています。今なら2週間お試しで過去アニメ動画も見れますよ。全部もう1度見たい人はお試しを検討してください。

 

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最近話題のTVドラマ、「東京タラレバ娘」や「スーパーサラリーマン左江内氏」も見れるよ。

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3月のライオン、最新ネタバレ

3月のライオンはヤングアニマルという雑誌に連載されています。2週間に1回発行される雑誌です。ただし、2週間に1回必ず3月のライオンが進むかと言うとそうでもありません。

羽海野チカ先生はお忙しいので3月のライオンお休みになることが多いです。

ちなみに、今の最新話では3姉妹の長女あかりさんの恋とか結婚関連の話が進んでいます(相手は桐山零ではないよ)。その辺りの最新ネタバレも書き始めているので良かったらチェックしてくださいね→3月のライオン漫画最新ネタバレ感想

 

3月のライオンアニメ全体あらすじ

3月のライオン全体についての簡単なあらすじだけ説明しますね。

まず桐山零の両親、妹は交通事故で亡くなっています。その後、桐山零は父の友人の将棋棋士に引き取られる。

その義理の父に認めてもらおうと将棋で頑張って頭角を現すのですが、義理の父の娘(香子)や息子は零に追い越され自暴自棄に。娘(香子)は外に遊びに行って帰らないような状況に、そして息子は引きこもりに、、、。

「お前が来たせいで」みたいな状況になって義理の父の家に居場所が無くなります。

そんな悲しい状況の後の物語。桐山零はプロになった後はその家を飛び出して一人暮らしを始めます。

桐山零は幼い頃からのトラウマに苦しみながらも三姉妹や高校の先生、将棋のライバルに暖かく見守られて少しずつ成長し、傷が癒えていというお話です。そこに将棋の対局だけでなく恋愛要素や人間模様がいろいろと絡み合って誰が見ても楽しめる話になっています。

いい話だよー。是非、見てください。

 

3月のライオンアニメ14話感想まとめ

3月のライオンアニメもどんどん進んでいますね。今後の展開も楽しみです。今後の展開を先に知りたい人は単行本情報や最新ネタバレ情報もまとめているのでそちらでチェックしてください。

 

(合わせてお読みください)
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