3月のライオン6巻 感想

3月のライオンおもしろすぎて1巻から12巻まで一気に全て読んでいます。今回はその6巻の感想になります。3月のライオン6巻は、ひなちゃんへのいじめの話が中心です。

その解決策が見つからずに桐山零は高校の林田先生に相談したりと何かと頑張ります。

その一方で新人王戦は進み桐山零と二海堂晴信は共に準決勝進出。二海堂晴信は桐山零と決勝で戦うと張り切ります。

さてさて、物語はどうなっていくのでしょう!?

3月のライオン6巻の感想をまとめるのでしっかりとチェックしてくださいね。

そうそう、TVアニメも出ましたね。TV放送中なので必見です。漫画では伝えきれないところをアニメは伝えていると思うし、逆にアニメでは伝えることができない世界観もありアニメも見たほうがいいでしょう。

(3月のライオンのアニメを見たい人はこちらもチェック→3月のライオン アニメを無料で見る方法(再放送が無くても安心)


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3月のライオン6巻のあらすじ感想

それでは3月のライオン6巻のあらすじ感想をまとめます。ネタバレ要素あるので注意してください。

 

ひなちゃんへのいじめについて

第6巻は、前巻で発覚したひなちゃんへのいじめ問題が中心になります。そのため、人によっては重く感じるかもしれません。ひなたの為に何ができるかを模索する零、彼と一緒に戻ってきたひなたを温かい食事と共にいつも通りに迎えるあかりとモモ。そして、事情を聞きひなたの勇気を讃える祖父。「胸を張れ!」と言われて気が緩んだのか、大粒の涙をこぼしながら、ご飯をたくさん食べる事のできたひなたは家族の支えに勇気を貰えたのだと思います。

 

桐山零もひなちゃんのために動く

一方で自分にできることを探し続ける桐山零は、元担任である林田先生に相談します。これもかつての彼であれば、他人に相談するまでで時間がかかったのではないでしょうか。先生と信頼関係が築けた証拠でしょう。先生もさすがですが桐山零も成長したと思います。

桐山零はひなたの身に起きた状況を説明し、学校側の意見を聞きたいと質問します。それに対して林田先生は100%の答はないが、諦めるわけにはいかない事、そして被害者であるひなたがどのような解決を望んでいるかをよく聞くようアドバイスします(その後のやり取りで少し笑える展開に切り替わる事で、この問題の抱える重さを引きずりすぎないよう、巧みに持ってゆくのは作者巧さだと思います)。

 

斜め上な桐山零だけどそれが良かった?

そこでその後の桐山零が取った行動は「ひなたの行き場を用意する為に必要な金を稼ぐ」というかなり斜め上なものでした。零君、何かずれているんですけど。ただ、その結果かつてないほど将棋に情熱を傾け、それなりに結果を出しているのは、ある意味怪我の功名というものなのでしょう。

 

桐山零に本音を話すあかりさん

日曜日、桐山零はあかりさんに呼び出されて手伝いです。荷物持ちと料理の下ごしらえを二人でします。ひなた達が外出している中、あかりは桐山零にだけ本音を漏らしました。祖父のようにひなたを褒めて勇気付けてあげることができなかった自分を責めます。

あかりは逆に「どうして言ってくれなかったの?何故逃げなかったの?」と問おうとしていたのです。19の時に母が他界し、それ以来ひなたとモモの母親代わりとして頑張ってきた彼女も、まだ二十代前半の未婚女性にしか過ぎませんでした。やはりひなたがかわいくて、そんな危険なことをして欲しくなかったのです。でも、そこを責めたら本当にひなたがかわいそう。なんて私は酷いんだろう。母親がわりなんて言って全然何もできていない。本当に駄目だと自分を責めようとします。

そんな弱音を吐く彼女に零は言います。小さい頃、救いの手を誰にも望めなかった自分は、ひなたに救われた。そんな勇気のあるひなたに育ててくれたあかりもまた、自分にとっては恩人なのだ――と。

何とも感動的な場面です。私も泣けてきた、、。あかりさんは桐山零にすごく救われたことだろうと思います。すごくいい働きしています。

 

高橋君も動く

教室で孤立し続けるひなたですが、事情を零から聞いた高橋君が校庭へと連れ出してくれたことで、久々に笑顔が戻ります。高橋君は転校していったしほちゃんの事を覚えていました。彼女との思い出を語る高橋君の存在は、ひなたがクラスで孤立していても、同じ校内に彼女を案じる人が一人でもいる。その心強さの象徴である気がします。その話を報告するひなたに、零はある事に気づきます。ひなたはただ辛がっているのではなく、腹の底から怒っているという事に。

 

駄目駄目な担任

そして客観的に見てもひなたがいじめを受けているのが明らかな状況となっても、クラス担任はそれを認めず、逆にひなたを呼び出して責めます。そのことに耐えきれなくなったひなたは家で暴れ、鼻血を出して寝込んでしまうのですが、そんな彼女を置いてあかりと桐山零は買物に出ます。

それにしてもひなちゃんは強いです。いじめにも逢い、更には駄目駄目な担任だというのに折れない。本当に強い子だと思います。

 

父も役立たず

3姉妹の母親は亡くなっています。でも父はいます。ここで本来ならば、父が登場して何とかして欲しいところですが実は3姉妹の父親は母親が生存中に新しい彼女を作って出て行ったのです。

その心労に母親が亡くなったのです。当然のことながらこのような父親を頼ることもできない。後から父親も登場するのですが、何とも腹立たしい人間。ほんとうに役立たずです。

 

新人王戦

ここからしばらくは将棋の新人王戦に話が移ります。桐山零と二海堂晴信は共に準決勝まで勝ち進み二海堂晴信は特に決勝で戦おうと張り切ります。以前の桐山零だったら冷静に対応していたと思いますが今回は少し燃えている様子(ひなちゃんのこともあるし)。

桐山零は準決勝をどうにか勝ち決勝に進みます。しかしながら二海堂晴信は準決勝で負けていました。決勝で戦うはずではなかったのかと憤る桐山零。しかし、そこで偶然、将棋連盟の神宮寺会長と島田開八段の会話を耳にしてしまいます。零と同じく準決勝へ進んでいた二海堂が対局中に倒れ、そのまま大阪で入院したというのです。

その理由を教えようとしない島田開八段に零は食い下がり、そこで島田開八段の口から二海堂の病気について聞きます。子供の頃、桐山零が二海堂晴信を破った対局の後、島田開は意識を朦朧としてじいやに介抱される二海堂晴信の姿を見ます。

そして島田開は二海堂晴信という人間について知ることになります。長い闘病生活を送ってきた二階堂の病は、一生付き合わねばならない難病である事、そんな二海堂が唯一主役となれたのが将棋のみであった事。

そして二海堂晴信は島田に懇願します。自分の病気の事を桐山零に話さないでほしいと。桐山零はやさしい人間だから自分の病気のことを知ってしまったら手がにぶってしまうと思ったのです。桐山零にはライバルとして強くあって欲しいと思った二海堂晴信は桐山零にだけは自分の病気のことを知ってほしくなかったのです。

そのことを話し終えた島田は、零に二海堂が対局中に倒れたその棋譜を見せます。相手は二海堂晴信が長い時間の対局が困難ということを知り有利な局面でも無理に勝とうとせず千日手に誘導、指し直しに持ち込みます。とにかく時間をかけるだけかけて自分に有利にしようとします。そして二海堂晴信は準決勝の対局中に倒れてしまったのです。

島田開八段は「お前はそれでもこんな惨いことをしてやれるか?」と問います。その言葉に零の中で何らかのスイッチが静かに入ったように思えました。

 

新人戦に挑む桐山零と修学旅行に挑む(?)ひなちゃん

零が新人戦決勝の為に大阪へ向かった頃、ひなたもまた修学旅行で京都に行くことになっていました。ストレスなのか、腹痛を訴えて横になりながらも彼女は「行かなければ後悔する」と絞り出すように言います。そんなきつそうにするひなちゃんに「絶対勝って帰るから」「皆で甘味屋さんに行こう」と約束します。

新人戦決勝。対戦相手の山崎が準決勝で行ったやり方に怒りを覚える零は、感情のままに攻めようとしますが、かつての二海堂の言葉に冷静さを取り戻します。

その局面をぱっと見ましたが本当に不思議な局面。いきなり飛車を打っても敵陣は簡単には崩れないので一手パスにも近くなってしまいます。ただ攻めるとしたらやはり飛車打ちぐらいしかないかなと、だから勢いでその飛車を打とうとしたのは分かるのですが、そこで冷静に歩に持ち替えたのはびっくりでした。相手玉から遠いので緩手にも見えますがその後の攻撃を有力にする絶妙な歩打ちです。絶妙手と言えるでしょう。

その手を境に桐山零が優勢になり決勝も勝利することになりました。桐山零が新人王になったのです。

 

京都へ向かう桐山零

その決勝の対局の熱も冷めないうちに、零は急ぎ京都へ向かいます。今この時も一人戦い続けるひなたを激励する為に。

そして川辺でたたずむひなちゃんを見つけます。桐山零を見たひなちゃんは緊張から解放されたように桐山零に飛び込んで泣きじゃくるのでした。桐山零は「良く頑張った」とひなちゃんをなぐさめます。

ひなちゃんかわいそうだけど、ほんと桐山零はグッジョブです。

 

3月のライオン、6巻情報

楽天に3月のライオン6巻情報もあるのでそちらも参考にどうぞ。私以外のレビューもあり楽しめると思います→3月のライオン(6) [ 羽海野チカ ]

ちなみに表紙はこちら。みんな、大好き二海堂晴信です。

 

3月のライオン・TVアニメ情報

3月のライオン・TVアニメも始まっています。2016年10月8日から始まっており、漫画の2話分がTVアニメの1話分になっている感じです。

3月のライオンの漫画もいいですがTVアニメも凄くいい。それぞれに足りないところや逆に良いところなどあって、どちらも楽しめます。漫画で3月のライオンを呼んでいる人は是非、TVアニメも見てください。逆にTVアニメ見ている人は漫画も見て欲しいところです。

また、3月のライオン・TVアニメを全話見る方法があるのを知っていますか?私は今でも1話から全部、見返しています。その方法はHuluという動画配信サービスを使うというものです。

今なら2週間無料でお試しできるので3月のライオンのアニメを見逃した人は利用するといいでしょう。「3月のライオン」だけでなく「ちはやふる」など他のアニメや過去の映画なども見ることができます。

パソコン、スマホ、タブレットなどで見れるのでちょっとした空き時間にどこでも見れて便利。しかも、今なら2週間もお試しできるのでこのチャンスを見逃す手はないでしょう。

Huluについてはチェックしてください→Hulu 今なら2週間無料トライアル実施中

ただし、これは2016年12月2日現在の情報です。2週間お試しなどや3月のライオン配信が終わっていたらゴメンなさいです。3月のライオンのアニメを見たい人は早めにチェックしてください。

ちなみに月額はだいたい1000円です。不要な月は止めることもできるし必要になった時に再び再開することもできて便利ですよ。

 

3月のライオン・TVアニメの感想について

3月のライオンのTVアニメの感想も書いています。良かったらそちらもチェックしてください。やはり声が出ていて映像で動くというのもいいものです。

3月のライオン アニメ 感想などまとめ~

 

3月のライオン6巻のあらすじ感想まとめ

今回は3月のライオン6巻のあらすじと感想をまとめました。ひなちゃんへのいじめは本当に陰湿で担任の先生も役立たずで本当に腹立たしい。その一方で頑張る桐山零がたのもしい回でした。そして、二海堂晴信の病気のことも明らかに。今回は駄目だったけど、二海堂晴信頑張れ!これからも応援したいと思います。

(5巻の感想はこちら→3月のライオン5巻 あらすじ感想~ひなちゃんの戦い~

(他の巻の感想はこちら→3月のライオン単行本(1~12巻)あらすじ感想まとめ

 

(合わせてお読みください)
3月のライオンまとめ

3月のライオン、アニメの放送日はいつ?放送局、声優、あらすじ見所など


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