3月のライオン2巻 あらすじ感想

3月のライオンおもしろすぎて1巻から12巻まで一気に全て読んでいます。最初はそれほどでもなかったのだけど、、、、途中からやめられなくなりましたね。

3月のライオンの作者は「ハチミツとクローバー」でも有名な羽海野チカ先生です。

同じ漫画家からも「天才なのに努力家でもある」「天才が努力したらいつまでたっても追いつけない」とまで評される羽海野チカ先生は手を抜かないことで有名。

将棋棋士も手を抜かず成長して世の中に作品(棋譜)を送り出す、そこに自分の仕事との共通性を感じて将棋に関連する漫画を描くようになったそうです。それが「3月のライオン」なのです。

その中でも今回は「3月のライオン」の2巻のあらすじ感想をまとめます。

そうそう、アニメも出ましたね。TV放送中なのでアニメも必見です。

(3月のライオンのアニメを見たい人はこちらもチェック→3月のライオン アニメを無料で見る方法(再放送が無くても安心)


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3月のライオン2巻あらすじネタバレ感想

それでは3月のライオン2巻のあらすじ感想をまとめます。2巻では桐山零の周りの人間模様が更に明らかになっていきます。

 

主人公桐山零を救う人たち

主人公の桐山零は自分自身の力だけで生活することができるようになれば、そこが自分の居場所になるのではないかという思いだけで盤に食らい続け、やっとプロ棋士に辿り着くことができました。

しかしそこは入り口であって出口ではありません。そこからが本当の勝負。プロ二年目となった現在、戦績が芳しくなくなっていました。彼はその原因を自分の中途半端さだと思います。プロになって自立するという目標を達成してしまいそれ以上の目標を見出せずに止まってしまったのです。それを頭では理解できていても、そこから抜け出すキッカケがつかめず、立ち尽くしてしまいます。

そんな折、町で偶然出会ったひなちゃん(3姉妹次女の中学2年生)は、彼の事情は知らないながらも、その微妙な変化を感じ取って心配し、「ウチにおいでよ」と零を誘います。その一言は素朴で温かく、実にイイ子だなぁと感じずにいられません(そんな年下のひなたに対して、自分の事だけでいっぱいいっぱいになってしまっているのを心密かに反省する零も、なんだか可愛いですが)。

そこへひなちゃんの片思いの相手である高橋君が現れます。びっくりしたひなちゃんは挙動不審になった挙句、シェイクを服にこぼしてしまい、トイレへ走ってしまいます。ひなちゃんはやさしくて人のことに凄く気を使ういい子なのですが自分のことになるとてんで駄目。この辺りは、やはり普通の中学生だなと微笑ましくなります。

そこで桐山零はひなちゃんの代わりに高橋君と二人だけになってしまい困惑するのですが(スポーツマンとはおよそ接点などなかったでしょうしね)、そんな桐山零の心情をよそに、高橋君は零の事を知っていました。中学生プロ棋士だと自分の父親から聞いていたのです。そして、一つの質問を彼に投げます。

「何故高校に通っているのですか?」という質問。

それは以前高校で、桐山零の担任の杉浦先生にも似たようなことを聞かれて、その時はお茶を濁してしまっていた質問です。ですが今回は零の答を真剣に待っている高橋君の顔に、ちゃんと答えなければいけないと感じます。そして、どう言葉にして伝えるべきか悩みつつも初めてその理由を言葉にしました。「逃げなかったという記憶が欲しかった」

やはり高橋君もプロを目指す人間です。それについて理解した様子。そして桐山零はそれが伝わったことに泣きたいほどに嬉しくなりました。これまで無意識に人に対して壁を作り、狭くしていた零の世界がほんの少し広がった―そんな気がします。ともあれ、このことがキッカケで高橋君は桐山零に会うために川本家へやってきます。(再び、ひなちゃんは大緊張してしまうのですけどね)

その時に彼が持ってきたビデオテープ(いつの時代だ?)に将棋解説として登場した二海堂晴信の熱いこと熱いこと!あまりにも熱すぎて(解説というよりも、途中から零に向けてだけの熱弁と化してましたが)、言っている内容が矛盾に満ちすぎていて、恥ずかしさを我慢して聞いていた桐山零がついにブチ切れてしまい大きな声を出すのも、これまでの彼にはなかったことですね。見ていてちょっと楽しい。

そんな桐山零に驚きつつも、本当の自分を出してくれて大きな声を出してくれたことがひなちゃんは嬉しかったみたいです。「私にも将棋教えてくれる?」と言ったひなたの笑顔。ああこういうのを「天使」というのだなぁと思わずにいられません。

 

桐山零がひなちゃんとモモちゃんに将棋を教える?

その後初めて誰かに自分のいる世界に興味を持ってもらった零が、ひなたの為に道具や入門書を探す姿は、ソワソワしつつもどこかフワフワとした感じでこれまでになかった彼の一面が見ることができます。今までは自分のやっている将棋に興味をもってくれる人は回りにいなかった。自分を頼ってくれる人はいなかった。自分のやっていることに興味をもってもらえることが嬉しくなり一生懸命になります。

そして、そんな桐山零の前にもはやお約束とばかりに登場し、そのまま川本家までついてきてしまう二海堂(彼はホント愛されキャラだと思います)。持参してきた絵本(これが実に可愛い!実際子供用の入門書として出してもいけるのでは?)でひなたやモモの関心をがっちりつかんでしまう、しかもそれが自作とのことで更に尊敬まで一身に集めてしまい、完全に二海堂の独壇場状態で結局ろくに出番なしの零。この辺りのコミカルなやりとりは思わず笑ってしまうところです。

 

再び幸田香子(桐山零の義姉)

そんな楽しいひと時も過ぎ、桐山零は現在の対戦成績は三勝三敗という現実と否が応でも向かい合わねばなりません。そんな桐山零の前に、突然義姉である幸田香子が現れます(桐山零が引き取られた家の実娘)。

幸田香子の存在は1巻の回想でも少し登場しますが、零にとっては何かしらのトラウマや重圧感といったものを呼び起こすものであるように思えます。わざわざ対局前日に現れて無理矢理泊まり込み、更に零の対戦相手の事情をわざわざ話して去ってゆくと彼女の姿は、かつて零に将棋で勝てなくなったことで、父親に強制的に将棋を辞めさせられて激昂した当時と同じ感情から来ているようにも見えます。実際、幸田香子は次の対局前にも零を呼び出し、次の相手の話を彼にします。まるで彼の心に毒でも流し込むかのように。

でも、桐山零にとっては彼女の存在も大切なのです。大事な家族であり幸せになってもらいたい。だからこそ自分自信がその家にとって邪魔だと思ってその家を出たのですが、、、何故か彼女の方から近づいてきます。

幸田香子もまた桐山零に対しては毒付いてはいますが、彼がこの世の中で頼ることができる数少ない人なのでしょう。不器用で寂しいとかは言えないのですが桐山零を頼っている感じがする。そして何だかんだ言いながらも次の対戦相手の情報を与えて桐山零にあえてプレッシャーを与えているようにも見えます。

そして、桐山零はこの二つの対局に勝ちます。彼がいる世界で勝つということは、時に誰かの人生を踏み越えてゆくということ。一人涙を流しながら叫ぶ姿は悲痛でもありますが、同時にそれでも自分は逃げずにこの先も戦い続ける。そしてそこで生きてゆくのだという決意の表れのようにも見えました。

とにかく厳しい勝負の世界、やさしすぎる桐山零には厳しい世界かもしれませんがそれも一歩一歩乗り越えていくしかありません。やはりライオンにならなければ、、、。

以上、3月のライオンの2巻、あらすじ感想でした。

楽天に3月のライオン2巻もあるのでそちらも参考にどうぞ。レビューを見るといろいろな意見があって楽しいです→3月のライオン(2) [ 羽海野チカ ]

ちなみに2巻の表紙はひなちゃんです。

 

3月のライオン・TVアニメ情報

3月のライオン・TVアニメも始まっています。2016年10月8日から始まっており、漫画の2話分がTVアニメの1話分になっている感じです。

3月のライオンの漫画もいいですがTVアニメも凄くいい。それぞれに足りないところや逆に良いところなどあって、どちらも楽しめます。漫画で3月のライオンを呼んでいる人は是非、TVアニメも見てください。逆にTVアニメ見ている人は漫画も見て欲しいところです。

3月のライオン・TVアニメを全話見る方法を知っていますか?私は今でも1話から全部、見返しています。その方法はHuluという動画配信サービスを使うというものです。

今なら2週間無料でお試しできるので3月のライオンのアニメを見逃した人は利用するといいでしょう。「3月のライオン」だけでなく「ちはやふる」など他のアニメや過去の映画なども見ることができます。

パソコン、スマホ、タブレットなどで見れるのでちょっとした空き時間にどこでも見れて便利。しかも、今なら2週間もお試しできるのでこのチャンスを見逃す手はないでしょう。

Huluについてはチェックしてください→Hulu 今なら2週間無料トライアル実施中

ただし、これは2016年12月2日現在の情報です。2週間お試しなどや3月のライオン配信が終わっていたらゴメンなさいです。3月のライオンのアニメを見たい人は早めにチェックしてください。

ちなみに月額はだいたい1000円です。不要な月は止めることもできるし必要になった時に再び再開することもできて便利ですよ。

 

3月のライオン・TVアニメの感想について

3月のライオンのTVアニメの感想も書いています。良かったらそちらもチェックしてください。やはり声が出ていて映像で動くというのもいいものです。

3月のライオン アニメ 感想などまとめ~

 

3月のライオン2巻のあらすじ感想まとめ

今回は3月のライオン2巻のあらすじと感想をまとめました。主人公桐山零が周りの人との関係性を築いていくところなどみどころ満載。あなたも是非、3月のライオン2巻をチェックしてくださいね!

(1巻の感想はこちら→3月のライオン1巻 あらすじ感想~プロ棋士桐山零と3姉妹の出会いなど~

(次の3巻の感想はこちら→3月のライオン3巻 あらすじ感想~島田八段の戦い~

 

(合わせてお読みください)
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