【3月のライオン アニメ 5話の感想】
羽海野チカ原作のテレビアニメ「3月のライオン」がとうとう始まりました!2016年10月8日からNHKでの放送です。今回は11月5日放送の3月のライオン5話の感想をまとめます。
3月のライオン5話はどのような話になっていくのでしょうか?
全体的なストーリーとしては主人公の桐山零は過去の不幸から逃げるように将棋に没頭。プロになるものの自分の存在意義を感じられず道に迷っていきます。
そんな桐山零を暖かく迎えてくれる3姉妹やライバル二階堂晴信など周りの人に支えられ強く変わっていく物語で、すごく良い話です。
将棋の話もあるので将棋ファンにも楽しめる内容です。
何とも感動的な話なので是非、見てください。今回もサポーターのわこ、漫画大好きの主婦が今回の感想と次回あらすじをまとめます。
では、3月のライオン5話の感想、3月のライオン6話あらすじを確認してください。
画像引用元:三月のライオン公式サイト
目次
3月のライオン アニメ5話感想
3月のライオンアニメ5話感想を始めます。感想中心ですがネタバレ注意してください。
3月のライオンアニメ5話のお話は、桐山の過去に関するものでした。桐山の心の闇が明かされて、序盤から涙が溢れてきました。桐山にも妹がいたのです。家族が交通事故で亡くなったのですが両親と妹が一緒に他界されたのです。
桐山零はモモちゃんを見て妹のことを思い出してしまった。
桐山はとても繊細で優しすぎる性格なんですね。いろんなことを考えて気にしてしまうから、自分自身もとても傷つきやすくて…。だから他人と距離を取りたがるけど、それを分かってくれる優しい人たちが桐山を放っておかない…だから彼の周りには優しい人が多いんですね。
幼少期の桐山はとてもかわいい。将棋は、忙しい父と唯一向き合える遊びで、決して好きではなかったようですね。将棋を始めた理由もかわいいです。好きではなかったけれど、天才だったんですね。それはそれで、すごくストレスのかかることなんだと思います。好きではないけど、周りが放っておいてくれない、好きではないけど、将棋をやり続けることでしか生きていくすべがない、他に逃げ道があったらどれだけ楽なのかと思います。
両親が死んでしまった後、桐山零には他に生きるすべが無く将棋にしがみつくことになります。「生きるための嘘」をこの年代でするということはどれだけ大変だったことでしょう。生きるために嘘を付くなんてことは、今の世の中では普通の人だったら経験することはないと思います。
更に引き取られた場所では大変な状況になります。兄弟はライバルで、自分がいるせいで家族がバラバラになって、やめたくても将棋をやり続けるでしかその場所にいることができない…普通だったら耐えられない環境だと思います。それでも桐山は負けずに将棋を続けていたというのはすごく強い人間でもあるのでしょう。それと同時に、引き取ってくれた「お義父さん」に対する愛情が深かったんだと思います。
そして、ここで姉の香子が初めてしっかりと出てきました。桐山零につらく当たる香子に嫌悪感を持つ人もいるかもしれないけど自分にはどうしてもそうは思えなかった。その境遇がかわいそう。彼女もまた将棋が強くてもてはやされていたのだろうと思います。それが桐山零によって打ち砕かれた。「あなたさえいなければ」という気持ちを持つことは仕方がないことでしょう。
父もまた不器用だった。というか将棋指しだからこそ、その道の険しさを知っているからこそ子供に対して将棋については厳しく接したのでしょう。確かに師匠ではあるかもしれなけど子供にとっては父でもあるので香子と歩はそれがショックだったかもしれません。父の期待に応えられない自分、そしてその期待に答える桐山零。子供心に自己嫌悪と桐山零を疎む気持ちが生まれるのは仕方がないことだったのでしょう。その闇から逃れようとした行動は責められるものではないと思います。
そして桐山零が最後に縫い合わせたカーディガンを優しく抱いていた様子に、観ていたこっちまで優しい気持ちになれました。「お義父さん」が大好きだけど自分がそこにいることで家族に迷惑がかかるので家を出るしかなかった。せつないですね、、、。
なんともやるせなさを感じる3月のライオンアニメ5話でした。桐山零の闇の部分が明らかになったのですがこの先彼はどこに向かっていくのでしょう。
それにしても羽海野チカ先生の作品は凄いなーと改めて思います。ここにきてようやく桐山零の闇の部分があきらかにされるのですがこのストーリー展開に何の違和感もない。他の漫画だったら「こういった設定は先に出してよ。話が分からないじゃん!なんでひなちゃんの初恋とか先に出てくるのさ?」と文句を言いたくなるところですが、すごく自然に繋がっている。
というか読み手の気持ちまで考えているのでしょうか?あまり暗い話ばかりだとしんどいから途中途中で明るい話題をわざと入れているような。でも、闇の部分も入れないわけにはいかないので要所要所で入れてくる。読んでいて、ほんとふわふわした変な気持ちです。漫画なんだけど小説を読んでいるような気分。
これだけでも凄いと思うのですが、3月のライオンを更に見ていけば羽海野チカ先生の凄さをもっと知らされます。この人はどんだけ深いんだと感心させられる展開が待っています。今後も見逃し厳禁ですよ。
ということで3月のライオンアニメ5話の感想を終わります。次回、3月のライオン6話あらすじに続きます。
3月のライオン6話について
3月のライオン6話はChpter11、Chapter12が出てくると思います。タイトルは「神様の子供1」、「神様の子供2」です。漫画で言えばここから2巻の内容になります。先読みしたい人は3月のライオン2巻を読むといいでしょう。2巻の概要やレビューは通販サイトのレビューでチェックできるのでどうぞ。漫画で内容を知ってからアニメを楽しむのもいいと思います。
2巻の概要、レビューなどはこちら→3月のライオン(2) [ 羽海野チカ ]
ということでここからは3月のライオン6話のあらすじについてまとめます。
将棋で生きるしかないと決めてプロになった桐山零ですが、2年目からは壁にぶち当たります。プロになって独立して家を出るしかないと決めて突き進んだ桐山零。すなわちプロになることが目標だった彼には次の目標がありません。そうしてスランプに陥っていきます。
そんな時に最強の棋士、宗谷冬司について先生と語ります。先生なりに気を使ってくれているんだけど「宗谷冬司と同じように凄い奴」だと言われると違和感を覚える零。先生は桐山零の心を少しずつ言い当て、励まし開放してくれているように感じます。
そしてひなちゃんと街で偶然出会います。ひなちゃんもまた、桐山零の闇を感じはげましくれる。中学生なのにほんと周りに気を使えるいい子だよ。
と言う感じで次は暖かい回です。
それにしても本当にいい話ですね。第6話は、何となくタイトルと内容が合ってないような気もする回ですが(神様ほとんど出てこない)、でもそれでいいと思えるのは羽海野チカ先生の凄さなんでしょうね。ほのぼのして、心が温まります。
3月のライオンアニメまとめや再放送情報など
3月のライオン1話からの感想まとめを1つにまとめたものがこちらになります。それぞれの回の情報をチェックしたい場合はこちらから確認してください。
また、アニメの放送日時や再放送日時もまとめています。アニメ見逃した人もこちらをチェックすれば全話確認できると思います。
→3月のライオン アニメ 再放送情報など(感想、あらすじ、ネタバレ)
3月のライオン、最新ネタバレ
3月のライオンはヤングアニマルという雑誌に連載されています。2週間に1回発行される雑誌です。ただし、2週間に1回必ず進むかと言うとそうでもありません。
結構、羽海野チカ先生お休みされます。
ちなみに、今はあかりさんの恋とか結婚関連の話が進んでいます(相手は桐山零ではないよ)。最新ネタバレも書き始めているので良かったらチェックしてくださいね→3月のライオン漫画最新ネタバレ感想
3月のライオンアニメ全体あらすじまとめ
あまりネタバレしすぎると面白くないので全体像について簡単なあらすじだけ説明しますね。
まず桐山零の両親、妹は交通事故で亡くなっています。
その後、桐山零は父の友人の将棋棋士に引き取られる。
その義理の父に認めてもらおうと将棋で頑張って頭角を現すのですが父の娘や息子は零に追い越され自暴自棄に。娘は外に遊びに行って帰らないような状況に、そして息子は引きこもりに、、、。
「お前が来たせいで」みたいな状況になって桐山零には居場所が無くなります。
そんな悲しい状況の後の物語。零はプロになった後はその家を飛び出して一人暮らしを始めます。
桐山零は幼い頃からのトラウマに苦しみながらも三姉妹や高校の先生、将棋のライバルに暖かく見守られて少しずつ成長し、傷が癒えていというお話です。
いい話だよー。是非、見てください。
(合わせてお読みください)
三月のライオン、アニメの放送日はいつ?放送局、声優、あらすじ見所など